★内藤景代が贈る「あなたの世界が広がる」日誌風エッセイ★
   
        ☆〜☆〜☆-----------------------☆〜☆〜☆
         この世界は、神秘が形になり、
       物質は波動を放射している。
         広大な時の流れと、宇宙的空間に思いをはせ、
         命あるものと結び合う、
         今、ここの自分を大切に。
       ======================★==================
      美しい写真や画像はHPでごらんください。
           http://www.bigme.jp
        また内藤景代の「日誌風エッセイ」のサイト内「リンクを
        たどる旅」も世界が広がります
        --------*----------*---------*----------*
   2008年9月1日(月)夕暮れのセミの脱皮と羽化 連続シーン 
   【イニシエーション(通過儀礼 イニシエイション)とは、「新
   しい自分」が生まれる転機となる、試練の節目(ふしめ)。】外
   反母趾で棄権 北京五輪の女子マラソン 足の5指は開いて大
   地をつかむ 親指(拇指)と4指は1:4に開く  瞑想と冥想
    台湾版『ハッピー体質をつくる 3分間瞑想』重版 『3分
   鐘冥想』 オミナエシ(女郎花 おみなえし) ルリマツリ(瑠璃
   茉莉) ジュズダマ(数珠玉 じゅずだま)の花 黄色い雄花♂ 
   ボタンクサギ(牡丹臭木 ぼたんくさぎ) アメリカデーゴ(アメ
   リカディエゴ) 別名;カイコウズ(海紅豆) 白露 秋分 
       --------*----------*---------*----------*
  9月7日が上弦  9月15日が満月   9月22日が下弦    ●9月
   29日が新月 
   9月7日が白露(はくろ)。9月23日が秋分(しゅうぶん)。
   NAYヨガスク−ルの会員(生徒さん)のペ−ジ「猫の集会」の
   9月号をアップしています。
   
   ●月刊誌「機構団信レポート」の9月号、巻頭エッセイ「「ビ
   ジネスに効くヨガ」の連載。
   第1回目、「リラックスと能力開発を、一石2鳥で」を掲載中。
    
   
   住宅金融支援機構(旧・住宅金融公庫)と機構団信共同引受生
   命保険会社発行の月刊誌なので、配布先は金融機関や生命保険
   会社などだそうです。
   いっぱんには目にふれにくい・・・と思います。
    
   ●『日経インテレッセ』10月号 (9月15日以降、配布) 
              「秋に効くヨガ」掲載中。
   
   『日経インテレッセ』は、日本経済新聞の購読者を対象に、毎
   月1回全国で発行されている、タブロイド版オールカラーのマ
   ガジンです。ホームぺージはこちらへ。
   発行は、日本経済新聞社。「駅売り」などの日本経済新聞には、
   入っていないそうです。
   
   ●↑●「機構団信レポート」も『日経インテレッセ』10月号も、
   ほかの掲載誌のように、NAYヨガスクールの教室のボードに
   は、コピーを貼っておきます。会員のかたはご覧ください。
   
   ●翻訳されている 台湾版 『ハッピー体質をつくる 3分間
   瞑想』が、重版になりました。
   『3分鐘冥想』が、台湾での翻訳名です。
   台湾では、「めい想」の「めい」が
   「冥」になっています。
   日本語版は「瞑」想。
   瞑想(冥想 メディテーション)につていは、こちらへ。
   http://www.bigme.jp/04-ym/index.htm
   台湾のかたにも読まれているのは、うれしいです。感謝!
   初版カバーの写真とお話は、こちらへ。
   http://www.bigme.jp/00-06.12/06.12.2/06.12.2.htm
   
   ●[内藤景代の日誌風フォトエッセイ]前号までの<要約と写真>
   を更新しました。
   
   2005年9月27日よりの「要約とカット写真集」です。ヨ
   ガ、瞑想、花、緑、生き物、自然、こころと体、「あの花の名
   は?」など、思い出すよすがに、どうぞ。
   数年間の花などが並んでいるのを一気にみると、「わたしの花
   の好み」が、いまさらのように、わかりました。基本的に、「
   小さな花」や「野の花」が、「景代(akiyo)好み」のようです。
   
   http://www.yoga.sakura.ne.jp/yoga-meisou-essay-kako.htm
   
   ●【内藤景代(NAYヨガスク−ル主宰)の自己紹介(プロフィ
   −ル)と メッセ−ジ】のページを更新し、以下を追加しまし
   た。こちらへ。 http://www.bigme.jp/02-aki/index.htm
   
   ●内藤景代への「ご取材」などは、お電話ではなく、メールで
   お問い合わせくださいませ。
    
   ●メールは e@nay.jp こちらへ。
   
   どうぞよろしくお願いします。合掌
   
   ●秋と夏の花が、入りまじっている時季です。夏の花 ヒマワ
   リ(向日葵)と、秋の花 オミナエシ(女郎花)がいっしょに咲い
   ている。
   
   一番上の、黄色い花は、「秋の七草」のひとつ、オミナエシ(女
   郎花 おみなえし)。
   春の菜の花より小さい、5ミリメートルほどの5弁の黄色い小花
   の集まりです。
   
   「女郎」というのは、「高貴な女性」のことでしたが、時代が
   下がるにつれて、「娼婦」の意味になってしまいました。
   
   「女郎花(おみなえし)」だけでなく「男郎花(おとこえし)」の
   花もあります。その写真と「秋の七草」とお話は、こちらへ【
   2003年9月24日(水) 秋分は、天球で「春分点」の反対側に太陽
   がきた日。『万葉集 』で、山上憶良が「萩の花 尾花 葛花 
   なでしこが花 をみなへし また藤袴 朝顔が花」と、「秋の
   七草」をよむ。「春の七草」の歌との口調(リズム)のちがい。
   (5・7・7)×2と(5・7)+(5・7・7)。こころを
   うたう「定型詩の形」の変化は「呼吸のリズム」のちがい? 
   オミナエシ(女郎花)とオトコエシ(男郎花)の花 】
   
   ●写真は、お米と同じ、イネ(稲)科の「ジュズダマ(数珠玉 じゅ
   ずだま)」の花です。
   黄色くたれ下がっているシベのようなものが、花です。
    お米をふくむイネ(稲)科の花の特徴。
    そのなかでも、このジュズダマ(数珠玉 じゅずだま)の花は、
   特別に、雌花♀と雄花♂にわかれています。
    この黄色い花は、雄花♂です。
    
   ●その上の、藤色の花は、つる草のルリマツリ(瑠璃茉莉 るり
   まつり)。 あちこちのフェンスに広がるように、夏のあいだ、
   長く咲き続けています。
    拡大した写真は、実物の色にちかく発色しましたが、たくさ
   ん花が咲いている写真は、青い花になっています。わたしのデ
   ジカメの色の傾向で、残念です。
   
   ●濃いピンクの丸いつぼみが開くと、薄いピンクの花が、両手
   足を元気に伸ばしたひとのように、たくさん咲く、ボタンクサ
   ギ(牡丹臭木 ぼたんくさぎ)。
    縮緬(ちりめん)のつまみ細工でできた、丸い簪(かんざし)の
   ようで、かわいい花です。
   
    でも、名まえがおぼえにくいのは、クサギ(臭木)という、花
   のイメージとちがう「くさい名」だからかもしれません。
    暑い陽ざかりの中、青い空と白い雲の下に、この花を見つけ
   ると、元気になります。
   
   ●9月7日、白露(はくろ)は、「まわりの空気(大気 たいき)
   が冷えてきて、白露(しらつゆ)と表現される、水滴(すいて
   き)が、葉などに宿りはじめる時季」です。
   
   白露(はくろ)の頃に、咲く花の写真とお話は、こちらへ。【
   2003年9月8日(月) 今年はダメとあきらめていた、ユウガオ(
   夕顔)の白い花が開花した姿と出会った、夕暮れ。薄日(うす
   び)をあびて、ユウガオ(夕顔)の白い花びらに「薄緑色の葉
   脈のようなすじ」が透けてみえる。白い花の中心に、黄色い蜜
   をたたえた部分が光っている。瓢(ひょう)は、「ひさご(瓢)
   」のことで、「ユウガオ(夕顔)、ひょうたん(瓢箪)、トウ
   ガン(冬瓜)などの果実を総称】
   
   ●9月23日が秋分(しゅうぶん)の日に、昼と夜の長さがほとんど
   同じになります。
     太陽が、天の「秋分点」にきたときが、秋分。
     「秋分点」は、天球儀で、黄道(こうどう)と天の赤道(
   せきどう)の交点で、「春分点」の反対側。黄経と赤道のどち
   らも180度。
   
    秋分の頃に、花の果実の写真とお話は、こちらへ。【2004年
   9月22日(水) 上弦。秋分とは。お彼岸のお中日。NAYヨガス
   ク−ルの正面の飾りつけは「実りの秋の贈り物」がいっぱい。
   コブシ(拳、辛夷)の白い花は、赤い実。スズカケ(鈴掛)、
   英名プラタナスの実は、茶色いサクランボ。「お抹茶入れ」の
   名は「なつめ」。ナツメ(棗)の赤い実に似ているから。天球
   儀は、「地球を中心にみたときの天体」。天球の秋分点と春分
   点。天動説と自己中心的(じこちゅう)。地動説と星占い】ht
   tp://www.bigme.jp/000-000-04-09/04-09-22/04-09-22.htm
   
   ●沖縄へ行かないと見られない、と思っていた、めずらしい花、
   アメリカデーゴ(アメリカディエゴ)の赤い花を、はじめてみま
   した。上と下の写真。
    「赤マントでくるんだかぎ爪」みたいな花。
    不思議なカタチの花です。マメ(豆)科。
    別名は、カイコウズ(海紅豆)。
    南米のブラジルなどが原産地。
   
   ●このところ、ご自分の「ココロとカラダと気分」の「なんと
   なく、のリズム、調子」は、
   いかがでしたか?
   
   ●「ゲリラ雨」というかたもいる、大雨や雷雨で、ぬれた体を
   電車の冷房で冷やし、風邪をひく、というかたも多いです。
   足の先から暖め、あったかくして、休息してください。
   暑いからとおなかを冷やすものばかりとらないようにして、へ
   んな天候をのりきりましょう。
   
   ●さて、北京五輪の日本マラソンは、女子だけでなく、男子も
   「補欠」はつくらなかったので、出場前に棄権がそれぞれ1名
   でて、男女ともに、3人枠が2人の出場。
   「否定的なことは、考えない」ポジティブ・シンキング(肯定的
   発想)の結果?
   そんなことは「ありえない」はずの、ことがおこってしまった
   ・・・・
   
   それで、「外反母趾(がいはんぼし)の痛みのため、7月初めから
   1回も走っていなかった」という女子マラソンの土佐礼子選手は、
   激痛をおさえて走り、途中棄権。
   
   外反母趾は、足の親指(拇指)が、内側(4指側)に曲がり、親指
   (拇指)の下の骨が外に飛びでてしまった状態です。
   つま先のとがったハイヒールの靴などをはき続け、足の5指を
   開くケアをしてあげないと、外反母趾になりやすい。
   
   足のつま先が閉じているように、シンクロナイズド・スイミン
   グは踊ります。
   しかし、地上に立つときは、足の5指は開いて大地をつかむこ
   とが大切です。 
   足の親指(拇指)と4指は1:4に開く。
   
   それが、「片足立ちのポーズ」で、安定して立つ、ポイントで
   す。
   左右、どちらかの足で立ちにくいかたは、足の5指は開いて大
   地をつかむようにしましょう。
   
   自律神経のはたらきを高め、気をしずめ、落ちつく、片足立ち
   のポーズは、両足で静止30秒はできるようにしましょう。
   
   わたしのデビュー作、『こんにちわ私のヨガ』も、すてきなサ
   ンダルなどをはくために、足の指が開いていると恥ずかしい・
   ・・という女ごころが、つくる体の不調のお話から、はじまっ
   ています。「足の裏は復讐する」とか。
   
   開いたり閉じたり、手の指と同じように、足の指も開閉できる
   ようになるといいですね。
   
   閉じたままの足は、「水虫(みずむし)」になりやすい。
   最近は、女性も水虫になるそうなので、ご注意を。
   
   ●内藤景代のヨガ「入門書」『こんにちわ私のヨガ 美しく変
   身する107の秘密』は、こちらへ。 http://yogakonnichiwa.f
   c2web.com/
   
   ★ネット書店はこちらへ●Amazon 楽天  BK1 7&Y e-hon 
   紀伊國屋書店 本やタウン
   
   ●「小さな青い羽根と大きな目」の、この生きものはなんでしょ
   う? 上の写真。
    翼をもった金魚・・・いたずら天使・・・のようにもみえま
   すが・・・セミ(蝉 せみ) です。
   
   ついに!念願かなって、今年みることのできた、「脱皮中のセ
   ミ」とその透明な羽根です。
   
   太陽がしずむ夕暮れどきにも、脱皮して、羽根を乾かしている
   セミをみたことがあるので、今年は、脱皮の一部始終(いちぶし
   じゅう)をみたい! と思っていましたが、みられました!!
   
   ●以下にたくさんの写真になりますが、夕暮れの池のほとりの
   ロープをつかみ、「セミが自分のカラ(殻)から脱皮して、羽根
   をのばしていく連続シーン」を、ぜひ、ごらんください。
   
   左が、みつけたときのはじめの写真。
   今、まさに、カラ(殻)からぬけ出そう、としている、青いセミ
   です。
   
   ●ジョギング中の元・少年ふたり。
   「おっ!脱皮か」「さわっちゃダメなんだよな。死んじゃうん
   だ」「これからが、長いんだ…」と体験者は語る。
   
   ●夕暮れに飛ぶ、ミネルヴァの梟(ふくろう=福郎)ではなく、
   夕暮れに脱皮するセミ。。。
   暮れなずむ池のほとりで、連れとふたり、「夕暮れのセミの脱
   皮」をスタートから羽化まで、見守りました。
   (がんばれよ!)とはげましのパワーをふたりで送りながら、
   現役・昆虫少年の目からは、体で隠し、目線を池の今年生まれ
   のカルガモに向けたりしながら。。右下の写真↓
   ほんとに、ゆっくりした長い時間でした。1時間以上。
   
   ――感動的でした。
   自力で脱皮するセミのプロセスで、知らなかったことが、たく
   さんわかりました。
   
   ●それだけでなく、わたしは、「数年間、暗い土中に生まれ育
   ったセミが、自分のカラ(殻)から脱皮して、羽根をのばして、
   高い大空に飛んでいく」という生物的な物語と、
   わたし達・人間が「新しい自分になっていく、イニシエーショ
   ン(通過儀礼 イニシエイション)」の精神的な(スピリチュア
   ル)物語の共通点をたくさん感じるのです。
   
   ■【イニシエーション(通過儀礼 イニシエイション)とは、「
   新しい自分」が生まれる転機となる、試練の節目(ふしめ)。】
   とくくれます。
   ――だから、ひとが生きる、人生の節目、節目に何度か、ある。
   
   その心構え(こころがまえ)がないと、「自分だけが、不幸で、
   つらい・・・」と「引きこもり」になったり、自暴自棄になり
   自傷行為にかねません。
   
   イニシエーション(通過儀礼 イニシエイション)の現代的な例
   や、詳細は『BIG ME 大きな自分に出会う ――こころ
   の宇宙の座標軸』 NAYヨガスクール刊をどうぞ。こちらへ。
    http://bigme.client.jp
   
   ●左は、自分で胴体を動かしながら、下に向かって脱皮してい
   く、セミです。黒い目玉は、みえているのでしょうか?
    手(?)と小さな青い羽根が出てきました。
   ほかの足は、まだ、カラ(殻)の中で、ヒモのようにみえます。
   
   
   ●セミは教わらなくても、健気(けなげ)に、自分ひとり(?)で
   脱皮できるようにプログラムされているのに、
   人間の精神的な(スピリチュアル)イニシエーション(通過儀礼
    イニシエイション)は、そうなっていない。
    へたをすると、【ひとりで、全世界を「敵」に】まわしてい
   るような孤独感と喪失感に襲われる。
   
   だから、まじめなひとほど、ひとりで悩み、背負い込み、いろ
   いろと問題もおきるのだな〜と思います。
   
   ●「自分探し」と「ひとの脱皮のドラマについては、こちらへ
   【2002年8月3日(土)  セミの透明な脱け殻が、木に残っていま
   した。 「自分探し」と「ひとの脱皮のドラマ…羽化の方法」の
   関係とは。】
   http://www.bigme.jp/00-0-01-2-essay-news-2002-08/2002-08
   -03/2002-08-03.htm
   
   ●むかしは、それぞれの共同体(村や町)で、次の世代を育てる
   ために「精神のリレー」として、イニシエーション(通過儀礼
    イニシエイション)の場が残されていました。
    たとえば、葛飾北斎の絵とともに、今も残る、イニシエーショ
   ン(通過儀礼 イニシエイション)の場、大山詣(おおやまもう
   で)の写真とお話は、こちらへ。【2002年年9月1日(日) 江戸の
   名残のイニシエイション(イニシエーション 通過儀礼)の場で、
   「意味のある偶然=共時性(シンクロニシティ)」により、探
   していた白い花をみつけた… なまくらな息子・娘や大人をも
   鍛え直す、大山詣】
   http://www.bigme.jp/00-0-01-2002-09-essay/02-09-01/02-09
   -01.htm
   
   ●イニシエーション(通過儀礼 イニシエイション)の「大きな
   物語」は、こちらへ【2002年10月4日(金) 「死と再生のイニシ
   エーション(通過儀礼 イニシエイション)」と植物神。キンモ
   クセイ 『BIG ME』 『わたし探し・精神世界入門』「死
   と再生のイニシエイション(イニシエーション 通過儀礼)」と
   植物神 変容の物語 キンモクセイ(金木犀 きんもくせい) 紅
   白ミズヒキ(水引 みずひき) 赤白 花 ギリシャのディオニ
   ソス(ロ−マでは、バッカス)「死と再生」を祝う酒(ぶどう
   酒、ワイン)による、陶酔の神 闇の神 『聖なるチカラと形
   ・ヤントラ』 ニ−チェの「3(三)様の変化」『ツァラトゥスト
   ラ』の変容の物語 植物神の「死と復活」と陶酔 ワグナ−の
   オペラ ニ−チェ『悲劇の誕生』「太陽神のアポロ」崇拝 】
   http://www.bigme.jp/000-00-02-10/02-10-04/02-10-04.htm
   
   ●さて、上記のようなことを瞑想的に感じながら、夕暮れに脱
   皮するセミをみていると。。。
   セミは、体を、とくん〜とくん〜と波うたせながら、全身を下
   へのばしていきます。
    手足は白いまま、曲がったまま、すべて出た。
    ヘソの緒のような白いヒモは、カラ(殻)に残る。
   ・・・いつのまにか、小さな虫が、カラ(殻)についている。蚊
   (カ)? 
   
   ●地面に平行なロープをつかんだ、セミの茶色のカラ(殻)は、
   ヨコ(―)方向に向いたまま。
   
    脱皮中の青白い体は、まっすぐにタテ(|)方向で、地面に向
   かう。
   
   (このまま脱皮したら、下に落ちてしまうのでは?)
   と、わたしは、下に葉を受け皿として用意し、見守り続けまし
   た。
   
   「生まれながらに組みこまれた、セミの動きの精妙なプログラ
   ム」を、そのときのわたしは知らなかったからです。
   
   ●カラ(殻)に胴体の下部はついたまま、体液を全身におくるよ
   うに、とくん〜〜とくん〜〜とゆっくりと体を曲げのばし、「
   宙ぶらりん」のセミ(蝉 せみ) 。
   
   ・・・この「宙ぶらりん」のカタチは、タロット・カードの「
   吊られた男」と同じ、「逆さ吊り」。
   「試練」の苦悩にあったとき、「共時性(シンクロ)、意味の
   ある偶然」で、よく出るカードです。
   
   ●「吊られた男」の絵は、『聖なるチカラと形・ヤントラ』の
   イラストをのせた、こちらへ。【2006年6月14日(水) 「吊られ
   た男 」、片足で逆さ吊り。 天に根をもつ「逆さまの木」。 
   新世紀『エヴァンゲリオン』。十字架にかかるイエス・キリス
   ト、磔(はりつけ)の刑。 タロットカード 「試練の象徴(シ
   ンボル)」。生命の木。 『聖なるチカラと形・ヤントラ』の絵
   解き】
   http://www.bigme.jp/00-06.06/06.6.14/06.6.14.htm
   
   ★「意味のある偶然=共時性(シンクロニシティ)」とは、無
   関係な「物と心」が、偶然、共振(シンクロ)する出来事。心
   理学者のC・G・ユングの概念です。
   
   ●しずむ夕陽に面しておなかを向け、小さな蛍光色の羽根を広
   げている、セミ(蝉 せみ) の姿。
   左の写真。
   
   地上を、天からのぞく、「透明な翼をもった天使」のようにも
   みえます。
   
   ――かつての自分をつつんでくれた固いカラ(殻)と、やわらか
   な胴体の下部だけがつながった「中間状態」のセミ(蝉 せみ)
    。
   
   この中間状態」が、セミにとって一番危険な状態らしいです。
   蛍光色で目立つし、やわらかく、おいしいので、タンパク質源
   として、猫!やカラスがねらう!
   
   ひとの「変容のドラマ」においても、どっちつかずの中途半端
   (ちゅうとはんぱ)の中間状態は、精神的に一番、不安定になり
   やすく、危険な状態です。
   気の波長が狂いやすくなる・・・
   
   「どちらが自分?」「自分って、どれ?」「自分で自分がわか
   んない・・・」などの「自我の危機(アイデンティティ・クライ
   シス)」になりやすいからです。
   
   そのあたりの微妙なお話は、『わたし探し・精神世界入門』を
   どうぞ。こちらへ。
             http://yogawatashi.client.jp/
   
   ●セミ(蝉 せみ) だけでなく、バッタなどの昆虫類は、当た
   りまえに、悩まずに(!)、脱皮していくのに、ひとのこころは、
   「精神的な脱皮」のときに、苦しみ、悩みがちですね。
   
   緑の昆虫の脱皮シーンと「ひとのこころの脱皮の時季」である
   「中間状態」のお話と写真は、こちらへ。【2005年9月4日(日)
    「脱皮(だっぴ)中」の虫に出会い、羽化(うか)に立ち会
   う。「脱皮直後の脱け殻」は、宇宙人のよう。「生きものの時
   間」のペースで、 自力ではい出てくるチカラ」をはげまし、
   見守る。「ひとのこころの脱皮の時季」である「中間状態」。
   】
   http://www.bigme.jp/000-000-05-09/05-09-04/05-09-04.htm
   
   ●さて、セミ(蝉 せみ) の脱皮を「中心テーマ」に瞑想状態
   になっていると・・・なんと! 
   セミが腹筋運動をはじめるではありませんか!
   
   だらんと宙ぶらりんの状態から、何回目かの腹筋の起きあがり
   で、手足を使い、自分の脱いだカラ(殻)をしっかりとつかみま
   した!
   
   上体をグンと曲げ、一番上の両手(?)で、カラ(殻)の頭をつか
   む。右の写真→
   新旧のセミの2段重ねが、下向きにできました。
   
   過去と未来の自分が、ひとつになった!
   
   下に受け皿の葉なんか用意する必要はなく、自分のカラ(殻)を
   活用するようにリサイクル方式になっていたのです。
   
   ☆ソーか!☆ ★スゴイ! 生きる知恵!!
   
   ●と思うまもなく、しっかりとカラ(殻)の頭部をつかんだまま、
   今度は、グーンと反りかえる。
   
   すると、胴体の下部が、スポンと、カラ(殻)からぬけた。
   
   ついに、身ふたつになった、セミ(蝉 せみ) 。
   左の写真。
   
   脱皮完了! 
   まずは、おめでとう!!
   
   ●次は、「羽化(うか)」の段階です。
   
   小さなたたまれた青白い羽根が、だんだんにのびていきます。
   下の写真です。
   
   ●ヨコ(―)に広がっていた、左右の羽根が、
   だんだんにタテ(|)に向かってのびていきます。
   
   だいぶ夕闇も濃くなってきました。
   下の写真です。
   
   ●ほとんど左右の羽根が、
   ふつうにみるアブラゼミ(油蝉 あぶらぜみ)のサイズにのびて
   きました。
   
   まだ、羽根は、不透明な蛍光色のままです。
   下の写真です。
   
   ●おなかの側からみると、左右の羽根の内側に、もうワンセッ
   トの小さめの羽根がのびていました。
    合計4枚の羽根が、すっきりとのびています。
   下の写真です。 
   
   ●これで「羽化」の完了、といいたいですが、まだまだです。
   
    今はまだ、「やわらかく、繊細で、傷つきやすい」状態です。
   
    飛ぶことは無理だし、かつてのように、地をはい、土中にも
   ぐることも不可能。
    ただ、じっとカラ(殻)の頭部をつかんだまま、羽根と体を乾
   かすしかありません。
   
   ●これから1時間以上、乾かしてから、飛びたつらしい。
   カラ(殻)の頭部を、2本の手(?)つかんだまま、ほかの足は空
   間にのばし、ほっとしたように(?) だらんとぶる下がってい
   るセミ(蝉 せみ)君。
   まずは、「ご苦労様」、といいたいです。
   
   4枚の羽根は、すこしずつ透明になり、暗くなった向こうの景
   色をうつしています。右の写真
   
   元・少年のいうように、「これからが長い」ので、猫やカラス
   にねらわれないことを祈りつつ、(がんばれよ!)と念じて、
   その場を去りました。
   
   あの、山寺の蝉時雨(せみしぐれ)のような、大合唱の中にまじ
   って鳴き、十日くらいの短い地上生活を生き、いのちをまっと
   うしたのでしょうか。
   そうあってほしいと願ってます。
   
   ながながとかきました。
   その「意味」をわかっていただけると、うれしいです。
   
   ●今月の「猫の集会」では、「セミの脱皮と羽化 その後」の
   写真を富子さんと健治さんが、意味のある偶然(シンクロニシ
   ティ)で、投稿なさっています。
    
   ●山寺の「芭蕉のセミの句」と、現地での写真とお話は、こち
   らへ。【2002年8月4日(日) 山寺(立石寺)のセミの声は、ステ
   レオ装置で、スゴイ騒音。なぜ、松尾芭蕉は「閑かさや 岩に
   しみ入る 蝉(せみ)の声」とよんだのか。蝉時雨(せみしぐ
   れ)。巨石をくりぬいた修行の場、立石寺の岩場を、夏にのぼ
   ると、実感する「響き」。巨石のパワ−は、紫式部の「源氏物
   語」伝説の石山寺にも感じる 】http://www.bigme.jp/00-0-01
   -2-essay-news-2002-08/2002-08-04/2002-08-04.htm
   
   ●「なぜ、こんなめにあうの? これは、試練? なんののた
   めの?」と思っているかたは、あなたの人生の節目のイニシエ
   ーション(通過儀礼)のときなのかもしれません。そのお話は、
   こちらへ。【2003年1月15日(水) 個人のためのイニシエイショ
   ン(イニシエーション通過儀礼)のガイド・ブックと、女正月
     「何のために? こんな試練が…」 】
   http://www.bigme.jp/000-000-03-01/03-01-15/03-01-15.htm
   
   ●雷(カミナリ)をともなう吹き降りの大雨が、この頃は多いで
   す。
   そんな強い風がふいた翌日の公園には、まだ青いクヌギ(橡 く
   ぬぎ)の果実が葉や枝とともに、たくさん落ちています。↑上の
   写真。
    青いイソギンチャクのようなカクト(殻斗 かくと)につつま
   れたままの、丸いクヌギ(橡 くぬぎ)のドングリ。
    まだ、大地におちて、根をはやし、芽をだすには、早すぎる
   青い実・・・
   
   目を上に向けると、木の上には、葉にかくれて、丸や長いドン
   グリがたくさん青い実を結んで、秋を待っている、今の時季で
   す。
   トチノミ(栃の実)も、すでに、茶色の実をみのらせています。
   
   秋は、すぐそこです。残暑もつづくでしょうが・・・
   
   ●NAYヨガスク−ルの会員(生徒さん)のペ−ジ「猫の集会」
   9月号をアップ。こちらへ。http://www.nay.jp/0-seito-neko
   /index/index.htm
   
   ●雅徳さんは、「虹」。1年間の「馬の修行(?)」で、南半球
   のオーストラリアに滞在中。地球の反対側なので、今、あちら
   は冬です。
   
   ●Kayokoさんは、「義経隠塔と金峯神社」。 物語とともに、生
   き続けている修行の場。
   
   ●美樹さんは、「韓国 ソウルの町並み」。コンビニのミニス
   トップもあるんですか・・・。
   
   ●Tomiko さんは、「夏の思い出」。
   
   ●yosihiro さんは、「多摩〜乞田川」。すてきな通い道です
   ね。
   
   ●シンゴさんはシンセサイザーで「わき水」。今回から新しい
   CD【Find】からお贈りします。川の写真もシンゴさんよりいた
   だきました。
   
   ●まどかさんは、エッセイ、「アウトサイダー」。
   
   ●貴行さんは、「星ガラス・お馬で散歩」。お友達も参入です。
   
   
   ●mariko さんの「うちの猫」。ラウル君、バックシャン? 両
   耳が、意識していますね。
   
   ●和之さんは、「はじまりの水」。19回目。
   
   ●Ryoさんは、「白川郷(しらかわごう) 9」。
   
   ●健治さんは、「私の居場所」。 
   
   ●MAMI さんは、「ピエタ」。好評につき再録。ご本人は、今、
   イタリア旅行中。
   
   ●2008年、今年から新しく、一年間の「月の満ち欠け、新月→
   上弦→満月→下弦」の日を一覧表にして掲載しました。今年の
   「二四節気」の日の一覧表とともにこちらへどうぞ。
   http://www.bigme.jp/00-0-01-essay-news/00-00-0-mokuji-in
   dex/mokuji-index.htm
         
      ●2002年の[内藤景代(NAYヨガスクール主宰)の日誌
   風フォト・エッセイ]開始からの「下弦→新月→上弦→満月の
   月の満ち欠けの日々」のすべては、こちらへ。
    http://www.bigme.jp/00-07-12/07.12-1/07.12-1.htm
   
    それぞれの日は、それぞれの時季の[内藤景代の日誌風フォ
   ト・エッセイ]のバックナンバーにリンクしています。
   
   月の満ち欠けとご自分の「ココロとカラダと気分」の「なんと
   なく、のパタ−ン」を感じたときは、リンクをたどってくださ
   い。
   別のご自分がみえてくるかもしれません…   
   
     ************************************************
     NEW!! 【受付中!】●内藤景代の「集中レッスン」
     ●2008年9月24日(日)pm1:00〜5:00
     詳細、お申込は http://www.nay.jp/5-nay/5-shuchu.htm
     ************************************************
     NEW!!
      ●NAYヨガスクールの主要サイトに「ブックマーク・
      アイコン」をつけました。よろしければブックマークを
      お願いします。   
    *************************************************
          NEW! 【再版!】★   『聖なるチカラと形・ヤントラ』
    藤景代・著 実業之日本社刊
     \3,000 「ロマンを実現したい人」への永遠のバイブル!
    ●NAYヨガスクールで\3,000(税・送料込み)
      *************************************************
    ★ ビデオ『ヨガの呼吸体操』『ヨガの呼吸法=プラーナ
   ・ヤマ』がDVDになりました! 
     上・下巻2枚セット \23.000  教室で割引販売中!
        ヨガ呼吸法DVD・ビデオ(内藤景代)サイト
         http://www.yoga-net.jp/kokyuu-index.htm
     ****************************************************
    【New! 2刷!】★  ★新刊  好評発売中!!
     『ベッドの上で簡単にできる「寝ヨガ」レッスン
     〈快眠CD付〉』大判ムック・雑誌サイズAB判
     内藤景代 \1.100(税込み) 実業之日本社
     ****************************************************
    【 増刷!】★  《心と体がオーラに輝く 月の意識のヨガ
    瞑想》ハッピー体質をつくる 3分間瞑想』実業之日本社刊 
   |\1.400
     ****************************************************
     ☆『ヨガと冥想』 『やせるヨガ』にDVD! 
      DVD版『ヨガと冥想』 DVD版『やせるヨガ』 各
     \12.000
       ****************************************************
      ★ネット書店、全国書店で好評・発売中!   2刷!
     内藤景代著 「毎日をハッピーに変える 3分間ヨガ」
      実業之日本社   刊 \1.300 
     ◆ご注文は、ネット書店 へ
    ****************************************************
    ★最新サイト!
     「nature photo&フォトエッセイ(内藤景代)」
    http://www.yoga.sakura.ne.jp/nature-photo-2006-1.html
     
     ★サイトのご紹介 ●ヨガの基本・方法・効果(内藤景代)
     http://yoga.1ne.cc/
        Yahooのカテゴリー「ショッピングとサービス > ヨ
   ガ 」に登録されています。
      ★自習用・厳選DVD、CDの内容紹介サイト
      ●DVD『ヨガと冥想』 
       http://yogavideo.hp.infoseek.co.jp   
      ●DVD『やせるヨガ』
       http://yogadiet.1ne.cc/   
      ●CD『くつろぎの冥想』
       http://yogacd.1ne.cc/ 
    ★内藤景代の本を紹介するHPです!      
       1●内藤景代のヨガ「入門書」『こんにちわ私のヨガ』
   内容・目次
      : http://yogakonnichiwa.fc2web.com/
      2●内藤景代のダイエット・ヨガ『綺麗になるヨガ』内
   容・目次 : http://yogakirei.fc2web.com/
      3●内藤景代の心の旅の案内書『冥想(瞑想)―こころを
   旅する本』  内容・目次
      :http://page.freett.com/yogamind/index.html
      4●内藤景代のヨガと瞑想の決定版『ヨガと冥想(瞑想)』 
   内容・目次  : http://yoga.s60.xrea.com/
      5◎内藤景代の自己実現の本−『BIG ME』(大きな
   自分と出会う):  http://bigme.client.jp
      6◎内藤景代の自分探しの本『わたし探し・精神世界入
   門』内容・目次 : http://yogawatashi.client.jp/
      7◎内藤景代の図形哲学の本『聖なるチカラと形・ヤン
   トラ』内容・目次 :  http://yantra.client.jp/
      8◎内藤景代の最新刊『家庭でできるビューティ「ヨガ」
   レッスン』: http://yogahome.client.jp/     
    ★〜〜〜 ★〜〜〜 ★〜〜〜 ★〜〜〜 ★〜〜〜 
    ◆◆◆◆  「新版・『BIG ME』」  ◆◆◆◆
      「ひとは、変われる」というのがこの本のテ−マのひと
   つです。誰にも可能性としてある「こころの成長物語」として、
   今の時代こそ読まれてほしいです。 ― 内藤景代
       ★ネット特別割引!   定価 → 郵送料込み¥1.200
        詳しくはこちらへ↓書店では販売しておりません。
      http://www.bigme.jp/2003-10-28-bigme-new-sail/sail
      -bigme.htm
      *****************************************
          ▼登録/解除
      下記のシステムを利用して配信しています
      『まぐまぐ』http://www.mag2.com/  ID:  0000106654
      『カプライト』http://kapu.biglobe.ne.jp/  ID: 7402
      『マリンネット』http://www.marine.ne.jp/ 
       ID:内藤景代の日誌風エッセイ
      当マガジンでは、解除の代行は行っておりません。